autocadが会社に入った日

勤めていた会社では建築も請け負って居たので、建築課長自身が、何時も施主との打ち合わせを行い、設計図面を描いていましたが、その描いた図面は完璧に美しい図面でした。建築課長の性格そのままに、一点の乱れも無い図面でした。数字や文字の大きさも定規で測ったように、整然としていて、他の方が描いた図面と比べると、その美しい出来上がりは際だっていました。そのような時から数年が経ち、我が社にもautocadが入る事になり、主に建築課長の部下がその機器を使って、顧客に頼まれた図面を描いていましたが、建築課長は退職されるまでズッと今まで通り、手描きの図面を描いていました。ですが私自身は機器を使っての図面よりも、やはり最後まで手描きで描かれていた建築課長に軍配を上げます。何よりも図面を描く事が大好きで、無心にトレース台に向かい描かれて居た時の、建築課長の懐かしい姿が今でも思い出されます。

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